【本】君がオヤジになる前に
せんたくです。
ホリエモン(堀江貴文)の本を実は読んだことがないなぁと気付いて、Kindleで安かったので購入して読んでみました。
- 作者: 堀江貴文
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2013/07/01
- メディア: Kindle版
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書いた当時38歳のホリエモンが、25歳、28歳、32歳、35歳の読者へ、最後に、38歳の自分について書く構成。
それぞれのライフステージで抱きがちな悩みについて、彼の視点で過去事例も出てきながら語られる意見。
持論、正論ともに、「ホリエモン」とはどんな思考の人物かがよく分かる本でした。
オヤジ化は、思考停止した瞬間から始まる
本書で彼は古い社会人の象徴を「オヤジ」と呼んでいます。
会社に不満をもちながらも、会社から言われた仕事をし、子供がいるから無理、と変化を拒むオヤジ達。
オヤジ化は、思考停止した瞬間から始まる。
実を言うと私も、頭で会社の上司を「お兄さん」「オジさん」と分けていたりします。
お兄さんとは知識と向上心がある上司で相談にのってもらう上司。
オジさんとは「昔の弊社はよかったんだよー」と過去の話ばかりで退屈な上司です。
堀江さんはカラオケで今年の歌を1曲も歌わず青春時代に流行った曲を歌う、コンビニの新製品に鈍感で同じお茶ばかり買う、など、オヤジの兆候は身近に行動となって現れると言っていました。
「面倒臭い」は、思考停止した人間の、自覚のない敗北宣言だ。
私にとってブログは「自分の変化を記録する」場だと思っているので、オバサンにならないような意識はしていこうと思います。
売れるためには
アイディアよりも圧倒的に大事なのは実行力だ。
アイディアに価値はない、本当に実行した人がすごい、というのは最近よく思うことです。
そしてアイディアを実行するために必要なのは情報力。
今君たちに必要なのは、資金でも人脈でもない。情報だ。
ポケモンGOで具体的に説明すると
・ゲームに巣という仕掛けを作った人
・「ここにレアポケモンの巣がある」と発信したひと
・「レアポケモンの巣だ!」と群がってきた人
・人が来ると分かってドリンクやモバイルバッテリー売る人
どの人が情報弱者で、情報強者でしょうか。という話です。
自分より、情報感度が鈍い人に売りつければいい。ただし、誠意をもって。
ブログも結局この構図がビジネスのフローになっていると思います。情報を発信するものがいて、受信するものがいて、広告費が発生する。
言葉は悪いかもしれないですが、基本をとらえた真理。
何を勉強したらいいか分からずとりあえずTOEICなあなたに
英語が使える人なんていくらでもいるし、英語をアドバンテージだと感じているなら、むしろオヤジ化が始まっている証拠と、考えを改めた方がいい。
かくいう私も、焦ってTOEIC勉強しちゃった若者ですが...。(いいんだ、高得点とれたし、いいんだ!!)
これは正論を言われちゃったな、気付いてたよ、と思いました。
会社に関わるのは英語よりも特許とか営業利益とか別のことが多し、自分に足りない経済感覚であります。
英語の次は法律系の勉強を始めようかな。
まとめ
刑務所暮らしとかワルのレッテルをはられがちな彼ですが、やっぱり彼自ら考え行動して出てきた思想にはとても説得力があります。
思考停止への警告と、若者へのメッセージがこめられた内容でした。
過激な発言もありますが、その背景にある思想からは今の若者への思いが伝わってきます。
彼の他の本も読んでみたい。