【聖蹟桜ヶ丘駅】ジブリ映画「耳をすませば」の舞台へ
こんにちは。せんたくです。
友人が住んでいるところが、調べてみたら耳をすませばの舞台になったところだそうなので、付近を散策してきました。
いわゆる聖地巡礼というやつです。
聖蹟桜ヶ丘駅からいろは坂へ
耳をすませば聖地巡礼の最寄り駅は聖蹟桜ヶ丘駅というところで、映画でも登場します。雫が図書館に勤めているお父さんにお弁当を渡しに電車に乗るんですね。
そこで猫のムーンを追いかけて始まる物語。
駅付近には映画に出てくる地球屋(バロンがいるアンティークショップ)をモチーフにしたポストとマップがあるので、迷うこともなく散策することができました。
霞が関橋あたりから一気に「耳すま」っぽい風景になります。道路の色も図書館に行くときと同じ。
いろは坂。映画をよく見ると曲がり道が多く猫を追いかけるために雫が階段や狭い抜け道通っていきますが、実際もそうです。
バロンの物語の妄想をしながら駆け下りる階段のモデルもいくつか。本当に景色がいい。
映画で聖司くんとおじいちゃんがいた地球屋があったロータリーも健在。
地球屋はありませんでしたが、映画と雰囲気が近いカフェがありました。耳すま土産も。
他にものどかな住宅地と公園があり、雫が心を惹かれたのも分かる素敵な街でした。
「耳をすませば」を観直してみて
聖地巡礼をしてから改めて耳をすませばを見たのですが、中学生独特の将来に対する不安と葛藤を題材にした良作だと改めて感じました。
地球屋と出会って「まるで魔法みたい」と素直に言葉にし、才能がないかもしれないという恐怖に立ち向かって物語を必死で書く雫の姿は、若く、脆い、誰にでもある「中学生」をうまく表現していると思います。
原石は磨かないと、それが綺麗なのか微妙なのかもわからない。
泣きながら「書いたものが微妙なのはわかってる。ものを書くためには書きたいだけじゃ駄目で勉強が必要だと分かった。」と訴えていた雫。
今の自分が原石だと思っているものは何だろう。磨いているものは何だろう。
社会人になっていつの間にか雫サイドではなく雫のおねえちゃんとお父さんサイドの人間になっていたことに気付きました。
もう一度観たときに、前観たときは違う発見や感情が湧き出るのは、いい映画の証拠ですね。