【本】ピクサー流 創造する力
せんたくです。
ジブリ大好きなせんたくは、ピクサーも同じくらい大好きです。とくにジョン・ラセター監督作品が好き。
ジブリの大博覧会でワクワクした時のことをこの前書きましたが、
sentakubiyori.hatenablog.com
以前ひとりでピクサー展に行ったこともありました。
芸術はテクノロジーの限界に挑み、テクノロジーは芸術にひらめきを与える。
展示会で見つけたこの言葉は目にしてから、ずっと心に響いていて、ピクサー映画を見るたびに思い出しています。
これはトイ・ストーリーの監督をつとめたピクサー創始者のジョン・ラセターの言葉。
ディズニーの完全子会社化されてからディズニー映画も3Dになりましたが、総指揮がピクサーの監督や社長になってから、アナ雪・ベイマックス・ズートピアなど大ヒット作品が生まれてきていますね。
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創造的な作品を作り続ける企業はどんなことを大切にしているかが知りたくなったので、
ジブリの鈴木さんに続いてピクサー社長の本も読んでみることにしました。
ピクサー流 創造するちから―小さな可能性から、大きな価値を生み出す方法
- 作者: エド・キャットムル著,エイミー・ワラス著,石原薫訳
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
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どの作品も最初は駄作
トイ・ストーリーやモンスターズインクなどは続編も作られている大ヒット作です。
映画は急にアイディアが浮かんでたまたまヒットしたと見られがちですが、実は数えきれない失敗の上に何年もかけて作られたんだよと筆者は語りかけます。
最初と話が全く違ったり、
途中で監督が変わったり、
締め切りが迫ってメンバーが過労で体調不良になったり。
ピクサーの働きかたで印象的なのは失敗の捉え方
失敗は自転車の乗り方を覚えるのと同じだ。何回かつまずいたり倒れたり、つまり失敗しないで乗れるようになるとは誰も思っていない。
新しいことをするには失敗がつきもの。
失敗を恐れて何もしないと新しいものは生まれない。
失敗は必ず起こるものとして覚悟と準備をしておくこと。
口ではそう言ってもなかなか出来ない企業が多いなか、実践して企業文化になっているピクサーの強さが分かる言葉でした。
失敗の見方が違うと信頼の捉え方も違ってきます。
上司、部下、チームとの関係性について考えさせられました。
信頼というのは、相手が過ちを犯さないことへの信頼ではなく、相手が(または自分が)失敗したときに、一緒になって解決してくれるという意味の信頼だ。
アイディアよりも人が大事
ピクサーは社員が自由にデスクを飾っていいし、社内にはサッカー場やプール、劇場があります。
アイディアは人から生まれるから人の方が大事。
つまりこのことは成果は人から生まれるから人の方が大事。と言っているのだろうと思います。
納期や労働時間よりも人が大事、何に言い換えても当てはまる考え方ですね。
まとめ
ピクサーの映画はなんで面白いのか?
ピクサーの社長、ピクサー社員の考え方からその理由が垣間見える本でした。
短期的な利益や欲求に飲み込まれずに向き合い、いい会社であり続けるための哲学。
ディズニースタジオ、ピクサースタジオをこれからもこれからもずっと応援したいですし、失敗の捉え方を私も見習いたいと思います。
ちなみに私が好きなピクサー映画はレミーのおいしいレストランだったりします。
「え!CGでここまでご飯を美味しく見せられるの!?」と思った記憶。
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